InRobot を使用する
InRobot にアクセスする
InRobot にアクセスし、ミッションの計画やロボットのナビゲーションを開始するには、サインインする必要があります。
InRobot にサインインする手順は次のとおりです。
- https://inrobot.cogniteapp.com/ に移動します。
- カスタマー ID を入力し、資格情報でサインインします。
サインインすると、InRobot アプリケーションとそれに接続されたロボットにアクセスできます。InRobot を使えば、次のような日常的なタスクをこなすことができます。
- オペレーターの巡回:オペレーターがロボットを操作し、アセットを検査し、データを収集します。
- 自動スキャン:ロボットは、オペレーターのナビゲーションなしで、360 ビューのカメラで領域をスキャンします。
- 状態監視:ロボットが複数の装置の状態監視を自律的に行い、データを収集し、
Cognite Data Fusion(CDF)に送信します。
InRobot の基本機能
ミッションを計画する前に、ロボットで実行できるアクションに精通しておく必要があります。InRobot アプリケーション内では、ロボットの装置や能力に応じて、以下のことが可能です。
写真を撮る:
- パンチルトズーム(PTZ):カメラは上下左右の動きに加え、シーンをズームイン / ズームアウトできます。
- 360 度:カメラは水平面内のあらゆる視角を捉えることができます。
- パンチルトズーム赤外線(PTZ IR):カメラは上下左右の動きに加え、シーンをズームイン / ズームアウトできます。また、温度を測定したり、オブジェクトの写真やビデオを撮ることもできます。
動画を記録する:
ロボットは、赤外線カメラ、360 度カメラ、パンチルトズームカメラで最大 60 秒の動画を記録できます。
ゲージを読む:
- ダイヤル:ダイヤル ゲージは、機械部品の高さや長さのわずかな違いや変位を正確に測定します。
- デジタル:デジタル ゲージは液体や気体の圧力をチェックし、デジタル ディスプレイに直接表示します。
- レベル:レベル ゲージは、タンクや貯蔵容器内の液体やガスのレベルを測定します。
- バルブ:ボール バルブは、回転するボールを利用して流体や気体の流れを制御します。
制御の管理
3D 画面の右上に配置制御があります。このパネルでは、以下のことができます。
-
ウェイポイント マップを選択:ウェイポイント マップのドロップダウン リストから、作業するウェイポイント マップを選択します。
InRobotにサインインするたびにマップが表示されるよう、デフォルトに設定してください。 -
ロボット マップを揃える:既存のウェイポイントの配置を更新します。
- ロボット マップを揃えるを選択し、値を更新します。
- 配置を保存を選択し、変更を保存します。
-
スライス モデル:マップ上のレイヤーを削除または追加するには、スライシング プレーン スライダーまたは入力フィールドを使用します。マップ上のウェイポイント、ロボット、アセットを見つけるのに役立ちます。
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マップをモデルに移動する:ウェイポイントを 3D モデルに移動します。必要に応じてウェイポイントの位置を調整します。
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マップをドラッグ&ドロップ:すべてのウェイポイントを右から左、上下に移動します。
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2D マップを揃える:2D マップの座標を変更して 3D マップへの 2D マップの配置を更新し、2D 配置を保存します。
ビデオ ストリームの操作
ビデオ ルーム画面を選択し、ロボットのビデオ ストリームを操作します。右上で、カメラ タイプとロボットのアクションを選択できます。ロボットに見せたい場所や行かせたい場所を画面上で選択します。
ロボットをナビゲートする:
- ドック解除:ロボットは自分でドッキング ステーションから離れることができます。
- ドック:ロボットはミッションを完了するか、充電が必要になるとドッキング ステーションに戻ります。
- 座る:一時停止が必要なときや使う必要がないときは、ロボットは休んで節電します。
- 立つ:ロボットが動き始めます。
- 自立:ロボットはバランスを崩しても立ち上がることができます。
- ロボットを再起動:ロボットの電源はオフになり、その後オンになります。
- 緊急停止:ロボットがドッキング ステーションに戻らずに、電源が切れます。他のコマンドでロボットを停止できない場合、または操作が安全でなくなった場合は、緊急停止を使用してください。
ロボットを遠隔制御する
InRobot では、自動化されたミッションの実行、ロボットのナビゲーション、アセットの検査ができます。ロボットを操作する前に、以下のことを確認してください。
- ロボットがインターネットに接続されている。
- ロボットがフル充電されている。
- ロボットが安全なロケーションにある。
- 人がロボットに近づきすぎず、ロボットを認識している。
ロボットを遠隔制御する方法は以下のとおりです。
- ロボットを選択し、制御を選択してロボットに接続します。電源は自動的にオンになります。
- 右上でその他のオプション (⋮) を選択し、ロボットをナビゲートします。
- オプション。制御タブで、以下の手順を実行します。
- ナビゲーションセクションで、検査するアセットを選択し、ナビゲートを選択します。マップ上でウェイポイントを選択することもできます。
- ペイロード制御では、PTZ カメラやダイヤル ゲージの読み取り値などの設定を調整したり、選択したアセットの画像を撮影したりできます。
- ロボットがミッションを完了したら、ドックを選択してロボットをドッキング ステーションに戻します。
- オプション。制御タブで、制御を解除を選択し、他のオペレーターにロボットの制御を委ねます。
制御タブとミッションタブでは、ロボットが制御されている時、ミッションを実行している時、ドッキングしている時、スタックしている時などのステータスを見ることができます。また、バッテリーの充電を確認し、ロボットがいつ充電されているかを確認することもできます。ホームページでは、すべてのロボットのステータスを見ることができます。
ミッションの作成
ロボットがオペレーターの制御なしに動作するためのミッションを計画し、作成する必要があります。
ミッションの計画は、以下の手順で行います。
-
ミッション > + ミッションの作成を選択します。ロボットを制御していなくてもミッションは作成できます。
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ミッションに名前を付け、ドロップダウンリストからロボットタイプとマップを選択し、作成をクリックします。ロボット マップの作成方法を学びます。
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+ 検査ポイントの追加を選択して、ロボットのタスクを作成します。 検査ポイントは、ウェイポイント、アクション、およびオプションで、アセットを接続します。これで、アセットやウェイポイントの位置と、どのようなアクションを実行するかがロボットに指示されます。
-
オプション。アセットを選択します。アセットが 3D モデルでコンテキスト化されている場合、最も近いウェイポイントが自動的に選択されます。
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ロボットがアクションを実行するために移動するウェイポイントを選択します。
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オプション。ウェイポイントを変更するには、選択したウェイポイントを編集を選択します。 この変更はこの検査ポイントにのみ適用され、選択したアセットに関連するウェイポイントは永久に変更されません。
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検査ポイントごとに、このアセットまたはウェイポイントに対するロボットのアクションを選択します。
注意ロボットに実行させるアクションの数と同じ回数、同じアセットを追加しますが、アセットとアクションの数は推奨されるミッション時間の 45 分以内に収めます。
-
保存を選択します。
これでミッションが作成され、ミッション タブで表示、編集、削除、または実行ができます。
ミッションを実行する
最初のミッションを作成したら、ロボットに個別のアセット点検を行わせることができます。
ミッションの実行は、以下の手順で行います。
- ロボットを制御し、ミッションを選択します。
- 検索フィールドで、ミッション名を入力するか、リストから選択します。
- オプション。検査ポイントの確認と編集を行うには、ミッションを選択するか、その他のオプション (⋮) > 編集を選択します。
- その他のオプション (⋮) > 実行を選択します。ロボットのカメラやログを通じて、マップ上でロボットを追跡することができます。
ミッションが終わると、ロボットはドッキング ステーションに戻り、収集したデータを
CDFに送ります。
ミッションのスケジュール設定
ロボットが自律的に単発または定期的なミッションを実行するようスケジュールを設定できます。
予定されたミッションの開始前に、誰もロボットを操縦していないことを確認してください。誰かが操縦している場合、ミッションは開始されません。
ミッションのスケジュール設定は、以下の手順で行います。
- 予定タブ > +ミッションのスケジュール設定を順に選択します。
または
- スケジュール設定を行うミッションの横にあるミッションタブ > その他のオプション (⋮) を選択し、予定を選択します。
- 単発ミッションまたは定期的なミッションの実行をスケジュール設定します。
ミッションのスケジュール設定が完了したら、スケジュールを編集することなく、ミッションの実行を編集、削除、またはスキップすることができます。
ミッションデータを確認する
ロボットがミッション中に収集したデータは、次の 3 つの方法のいずれかで CDF に到達します。
- ロボットが 5 秒ごとにデータを送信する。
- ロボットが収集したデータを保存し、ミッション終了時に送信する。
- 接続に問題がある場合、ロボットは収集したデータを保存し、ドッキング ステーションに到達してインターネットに接続した後に送信する。
収集されたデータは InRobot と Cognite Data Fusion で利用できます。
InRobot では、レポート タブでロボットのミッションの詳細を確認できます。また、ミッション内の特定の実行の詳細を表示することや、ゲージの測定値やアセットの赤外線画像など、ロボットのアクションを詳しく確認することもできます。
CDF では、以下の方法でデータを確認できます。
Charts:たとえば温度変化など、アセットの読み取り値から時系列データを分析し、トラブルシューティングを行う。装置タグと時系列 ID タブを使用して、アセットに関連する時系列を見つけることができます。Data Explorer:ロボットが収集したデータを検索、検証、可視化し、学習する。Image and video management:ロボットが撮影した画像やビデオのアセット読み取りデータを表示する。
レビューを参考に、ロボット工学のミッションを改善し、質の高いデータ キャプチャを確保することができます。